何十年も前から腰痛を持病と思い、事あるごとに発症をくりかえしてきた方、急性のぎっくり腰で悩まれている方、手術をしたが思うように回復せずに腰痛から解放されないで悩んでいる方など、軽度な腰痛持ちの方も含めればかなり多いと聞きます。
現代の治療法のほとんどが腰痛に関しては対処療法だけになってしまい、腰痛患者は自分の年のせいにしたりして諦める方が後を絶ちません。
「整形外科ではレントゲンやMRIを撮っても異常なしと言われるだけで、シップしかくれない…」
このような悲痛な体験をした人がどれくらいおられるでしょうか。

医学ではレントゲンに映らないもの、命に別状にないもの（お金にならない治療）は軽視されがちです。
もちろん、骨折やぎっくり腰などのケガに関する病気は整形外科に行った方がいいのかもしれません。

しかし、慢性の腰痛が現在の医療で軽視されているからといって、諦めることはもちろんありません。
慢性の腰痛の多くの原因は、患者様一人一人の生活習慣やストレスなどに起因するものです。
しっかりと原因を見つけ、一人一人に合った治療法を見つけていけば、必ず症状は良くなります。

歩かない生活をしていますと、明らかな運動不足になってしまいます。
そうしますと、骨盤を正しい位置に保つ筋肉、姿勢を維持する筋肉が衰えてしまうのです。

正常な血流を阻害し、痛みの箇所にうっ血する可能性が高まります。
これでは、疲労・痛みを溜めこみ、慢性化をまねきやすくなってしまいます。

長時間の同じ姿勢は、腰回りの筋肉を緊張させ、硬化させます。
それにより、近くを通る血管が圧迫され、血液循環が低下してしますのです（うっ血） これでは不摂生と同じ原因を作ってしまいます。

一見、関係ないと思われがちですが、もちろん関係してきます。
ヒトはストレスを長時間受け続けると、脳と身体の情報伝達に誤作動が生じることがあります。
よって些細な腰の異変を、脳が勘違いして強い痛みと認識することがあるのです。